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【校長先生のお話】 [校長先生]

あの未曾有の大震災から2年経ちました。
子ども達が語り継いで行くためにも、是非ご家庭でも話題にしていただければと思います。
                  校長  清水 晶子

3月11日 朝会の話  「東日本大震災」

 皆さんが今の学年で、勉強したり、遊んだりするのは後10日あまりです。
まとめをしっかりしてほしいと思います。

さて、今日は、屋上に半旗を掲げました。3月11日、2年前に東日本大震災が起こった日です。
死者・行方不明者19000人以上、津波によって、家族や、家や働く場所を無くした人が大勢いました。
この震災では、多くの小学生の命も失われました。
岩手・宮城・福島県だけでも、351人の小学生・中学生が亡くなったり、
いまだに行方不明だったりしています。

特に、宮城県、石巻市の大川小学校では、全校児童108人の7割74人、
先生達も11人のうち10名も津波で死亡・行方不明になりました。
中には3人の子どもを一度に失ったお父さん、お父さんは、
2年たった今でも毎日亡くなった子供たちの写真に話しかけているそうです。
子ども達と一緒に津波で亡くなった4年生担任の27歳の男の先生、
学級の女の子を抱いた格好で遺体が発見されました。
この担任のお父さん、お母さんは、「息子が子ども達の命を守ってあげられなくてすみません。」
と、亡くなった子どものうちを一軒一軒回り、頭を下げ続けたと言います。
2年前の今の時間は元気でみんなと変わらない生活を送っていた小学生が、
想定外と言われる地震であと数時間後には津波で命を失ったのです。このように東日本大震災では悲しい出来事がたくさんありました。
今日は、是非、命を落とした、いまだ行方不明になった人の冥福を祈ってください。    
さて、この震災では、あなたたちと年がそう変わらない被災した子ども達が避難所では
率先して掃除をしたり、食事の準備を手伝だったり、お年寄りを励ましたりする姿がたくさんありました。
また、みんなが食べるものがなくても、食事を配られる時は順番を守り並んで待っていたり、
食べ物を分け合ったりする、そんな日本人の助け合う姿に
世界中から驚きの声が上がったことも忘れられません。
また世界中からもたくさんの支援が寄せられました。
私たちは、この震災を通じて、人が人を思う姿、思いやりの心に感動もしました。
被災地の復興はまだまだのようです。
3月11日2年前にあった東日本大震災の事を忘れないでほしいと思います。
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