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5月13日(月) 全校朝会の話 [校長先生]

 運動会が2週間後に迫り、練習にも力が入って来ました。疲れが出始める頃です。ご家庭での体調管理お願いいたします。


                                                      校長  清水 晶子


5月13日(月) 朝会の話 「ツバメ」


 今日は最近よく見かけるようになった鳥の話をします。「ツバメ」の話です。

見たことがありますよね。大きさは、17㎝くらいです。毎年、南の国から春になるとやってきます。

季節ごとに場所を変えて移動する鳥、「渡り鳥」の一つです。

 だいたい、3000㎞を跳んできます。沖縄県までが1500㎞ですからその2倍の距離です。

 皆さんが自転車を使えば7日、休まずにずっと歩いて30日もかかります。

あの小さな身体で長い距離を飛んで、ツバメは同じ町、同じ軒下の巣に帰って来るのです。

 ツバメは戦うことが苦手で、くちばしは短く、身体も大きくなく、相手を脅す大きな鳴き声もありません。

大切な巣を守り通す力を持っていないのです。

そんなツバメたちが選んだ巣作りの方法は、私たち人間とともにいることでした。

ネコやヘビ等の天敵はもちろん、カラスなど他の鳥からの襲撃を防ぐために、人間の家の軒下に巣を作っているのです。

私たち人間も昔からそのことを知っていて、人間の軒下にやってきたツバメたちをやさしく見守り、大事にしてきたのです。(子どもがツバメの巣をいたずらすると叱られました。)

 今頃のツバメは、巣を作るため、材料のわらや小枝、泥などをせっせと運んできます。

巣ができると卵を産みます。4個から5個くらい産みます。

ヒナがかえるとツバメのお父さんお母さんは大忙しです。

ヒナが飛べるようになるまで、せっせと餌の虫をつかまえて運んできます。

一羽のヒナが、飛べるようになるまで食べる虫の数は、2000匹だそうです。

ヒナが5羽だったら、なんと10000匹の虫を運んでくることになります。

それだけの虫を探すのは大変なことです。

それを毎日コツコツと行ってツバメのお父さんとお母さんはヒナを育てるのです。ヒナが巣立つまでに10000匹もの虫を食べさせているのです。

 今日は、ツバメの話をしました。学校にもツバメが巣を作っている場所がありますよ。見つけてみてください。
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